『交わらないから面白い日韓の常識』⑥

『交わらないから面白い 日韓の常識』③
 元朝日記者にしては珍しい???良識派です。是非供お読みください。
『交わらないから面白い日韓の常識』⑥
 濱嘉之(はま・よしゆき)さんの最新作。756円。
 濱さんは、警視庁公安部、内閣情報調査室、衆院議員政策秘書などを歴任している。新聞、TV、雑誌などに出ないキレイゴトではない裏の情報が満載。中国、韓国の情報も色々載っている。是非お読み下さい。
『交わらないから面白い日韓の常識』⑥
 高松のまちなかループバス。
『交わらないから面白い日韓の常識』⑥
 いろいろなバスが走っているが、会って嬉しくなるのはこのバスだけ。デザインは極めて重要である。





 またまた続きです。


 『交わらないから面白い日韓の常識』⑥


● 武士といえば、韓国の知識人は、よくこう語る。
 「朝鮮は文治の国で、軍事力がなかったから、日本に負けた
 それは、韓国民の共通認識になっている。

 実際の差異は、GDPではなく、財政の質や経済システム、その運営力などにあった。軍事力は、その結果にすぎない。しかも李朝には、国家を予算で運営するという考え方すらなかったようだ。資本主義の萌芽以前のレベルだ。

 世界最古の財閥と言われる日本の「住友」は四百年の歴史がある。「三井」は三百年以上だ。サムスンはまだ八十年になるかどうか。韓国ロッテは、ほぼ五十年。日本では堺のような商業都市が生まれ、市民意識が育っていた。目先のカネでなく信用を重視する商道徳が定着した。貨幣経済が発達し、別々の種類の貨幣の交換価値の変動から利益を得る両替や、相場、先物(さきもの)という先端システムが機能していた。

 その結果、開国後も西欧の経済・社会システムにすぐ適応し、富国強兵を実践できた。経営者が従業員を家族主義で大切に扱い、企業理念を掲げ、そのチーム力を武器にする伝統は戦前戦後も変わらず、膨大な町工場がすそ野を広げ、創業者が天塩にかけて育てたトヨタやパナソニック、ソニー、ホンダなどの企業群が生まれた。

 一方の韓国財閥の家族主義は、創業者一族の一族による一族のための家族主義だ。大事なのは一族の栄華だ。

 漢江(ハンガン)の奇跡は巨大財閥を作り上げたが、実態としては、日本などからの技術輸入という胴体を政府からの「特恵」というエネルギーで打ちあげたロケット経済だったと言える。

 評論家は、こんなことを言っていた。
 「李朝五百年を通じて、市民意識が育つことはなかった。これまでも今も村社会だ
 急激な工業化は、信じられる肉親とわずかな友人たちの力で、自分たちを守るしかないという風潮をむしろ強めたかもしれない。それがいっそう、韓国の対決の風土に拍車をかけている。


● 豊臣秀吉軍は退却の時、帰順し、共に戦った朝鮮兵を同胞のむごい報復から守るために日本へ連れてきた。もちろん、たくさんの捕虜も、陶工儒学者も。

 室町時代から江戸時代まで続いた朝鮮通信使だが、当初の李朝側の名分は、日本に連れ去られた儒学者や陶工、捕虜らを朝鮮に連れ戻すため、だった。呼びかけで、朝鮮社会のエリートである多くの儒学者は帰国したが、陶工ら、ほとんどの職人は帰るのをためらった

 朝鮮の陶磁器には、ふつう作者の銘が刻まれていない。李朝の世で工人は、モノをただ作る奴婢(ぬひ)にすぎなかった。名を世に残すこともなく、鞭で打たれることはあっても、連れてこられた日本でのように素晴らしい作品の作者として褒められ、崇(あが)められ、一門を構え、磨いた技術によって尊敬を受けながら世を送るような生活とは、無縁であった。先に戻った一群が、どんな目に会ったかも、すぐに伝わった。

 ここらを韓国の教科書ではどう書かれているか。
 「連れ去られた陶工が日本に優れた技術を教えた」
 という、いつもの「昔の朝鮮は優れた国で、日本にものを教えてやった」程度しか記述していない。しかし、通信使の帰国の呼びかけを無視して日本に留まった陶工たちが、日本の陶磁器の歴史を築き、西欧社会へメイド・イン・ジャパンの素晴らしさを広げる礎(いしずえ)となったことは、本当の話だ。


● 韓国でなぜ、韓国版「プロジャクトⅩ」が制作できないのか。ある経済記者OBは詳しい話をした。
 「韓国財閥の雄、サムスンや現代の隆盛は日本なしにはありえませんでした。サムスンの電化製品はサンヨー、NEC、携帯電話はソニーOBら、半導体は東芝あってこそでした。現代自動車が1975年から製造を開始した韓国国産第一号車『ポニー』のエンジンは三菱自動車製。いまでも、現代自動車が寒冷地向け仕様の車に使っている溶雪剤に耐える表面処理鋼板は、日本に頼っています。韓国産業の元を辿るとみな、憎き日本に辿り着くのは公然の話です。しかし、あまり明らかにしたくない」
 
 ポスコ開業では、頼みにした米産業界の協力を得られず、困り切っていた朴正凞政権を救ったのが、世界遺産申請問題でイチャモンをつけた官営八幡製鉄所の後進である新日鉄を中心にした日本の製鉄メーカーだった。全面的に技術とノウハウを提供したのは、日本ではみんな知っている。技術と産業の力で生きていける国に変えるために、日本の産業界がどれほど貢献したか


● 旧日本軍慰安婦問題での2015年末の日韓合意もいずれまた足蹴にされるだけだ、それでは新しい未来もないだろうという日本の国民感情が、合意後の様々な世論調査で浮き彫りになった


 旧知の地方大学の教授に会った。彼は十年以上、東京で暮らした。これからの日韓関係の見通しに話題が及ぶと、
 「ドイツとは違うから」と彼が話した。韓国では良く耳にする見方だ。
 「日本とドイツは、どこがどう違うのか」と聞き返すと、
 「日本人は、ひどい。ナチスのドイツ人よりひどい。あんたを含めて日本人はそういう人たちだ」
 と、いきり立ち
 「植民地にして私たちを苦しめたのに、心から謝罪しない。ドイツ人は跪いて謝罪している」と強調した。
 「ドイツが跪いたのはジェノサイドやホロコーストに、だ。戦争や侵略、植民地支配に対してではない。現にギリシャが戦争の賠償を請求するといったら、一喝して応じなかったではないか。日本は、すでに謝罪し賠償をさまざまな形でしている
 そう言い返すと、こう決めつけられた。
 「そんなことは加害者の言い分だ。日本人は文化的にレベルが低い」

 ナチスによるユダヤ人へのジェノサイドは人類への許しがたき犯罪であるというのは、世界共通の認識だ。徹底した謝罪で欧米の許しを受けることなしに、西ドイツの復活はなく、経済復興もなく、統一ドイツはありえなかった。謝罪で跪く後ろ姿には、悪業のすべては一時期、ドイツを「占領」したナチズムの仕業で、戦後ドイツは無関係だという「主張」も込められている

 日本に比べてドイツの態度は立派だ、素晴らしいとの礼賛一方が韓国ではほとんどだ。

 日本にはナチズムやジェノサイドはなく、ユダヤ人をナチスドイツから守るために「命のビザ」を与えた外交官、杉原千畝氏がいた。同じ敗戦国であっても、ドイツとは決定的に違った日本を認めたくない韓国社会全体の意識に、戦後七十年を経た日本社会の大半は絶望に近い感情を抱いている

 「日本否定」は、韓国人がストレスを解消するのに絶好のサンドバッグなのだと、改めて痛感した。

 韓国人の女性経営者が、日本と韓国の人付き合いの作法の違いを口にしていた。
「韓国人は、殴り合っても、いつの間ににかまたけろりとして仲直りする。日本人は、一度相手を見限ったら、二度と付き合わない。そこを韓国人は分かっていない


● 「性奴隷」は、挺対協と手を結び、旧日本軍慰安婦問題を国際問題にしようと意図した日本の活動家弁護士たちが言いだしたそうだ。

 日本が用意したアジア女性基金からの償い金など五百万円を受け取ろうとしたおばあさんを、挺対協の幹部たちが、
 「受け取ったらただの売春婦だ」
 と罵倒し、断念させようとした
話はよく知られている。

 韓国政府が掌握した元慰安婦236人のうち、挺対協の「恫喝」にかかわらず償い金を受け取ったのは61人だった。説得に応じなかったおばあさんの中には、挺対協に名前を公表された人もいたどこが人権団体なのか

 情けないのは、この基金に携わった日本の「良心派」の人たちだ。なぜ、すぐさまソウルに飛んで行って、挺対協の幹部に向かって、
 「何がただの売春婦だ。ふざけたことを言うな」
 と怒らなかったのか。


● この問題に火が付いた1990年代初め、韓国のお年寄りに戦場の慰安婦の実像を尋ね回った。印象的だったのは日本軍の元将校だった人が話してくれた言葉だ。
 「敗戦後の南方戦線から釜山港への引揚船の甲板にテントを張って、彼女たちは商売をしていました。その根性に圧倒されました

 2016年6月10日の毎日新聞は、米国立公文書館で太平洋戦争末期に捕まった朝鮮人捕虜への尋問記録が発見されたと報じた旧日本軍の朝鮮人慰安婦については、「志願したか、親に売られたものだった」と答え、日本軍が「女狩り」のような手段で集めたならば
 「老若を問わず朝鮮人は蜂起するだろう

 と述べている。

 私が年寄りに尋ね回った時に聞いた
 「無理やり娘を日本人がさらったりしたら、暴動が起きましたよ
 という返事と同じだった。実態はやはりそこいらだろう。


 いくら植民地であっても軍隊を動員しての女狩りなどできないことは、駐日米軍兵士の振る舞いや沖縄の米軍のとんでもない犯罪が起こるたびに、どれほど国民が怒り、反米デモに発展したか歴史の捏造をしているのは誰なのか


つづく


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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