赤は特別な色

赤は特別な色
 産経新聞16年12月28日
赤は特別な色
 紫雲山ハイキングコースの赤
赤は特別な色
 百舌坂の赤
赤は特別な色
 毎日新聞17年1月24日
 30数年前のこと、家を建て替えた時、腰のことも考え、オプションの掘りゴタツを設けた。確か十数万円した。私はその後すぐに転勤したが、両親は掘りゴタツをほとんど利用した形跡がなかった。理由を聞くと、曖昧な返事。恐らく、この漫画にあるように、「一度入ったら二度と出られないコタツの呪い…」が理由なのだろう。





  赤は特別な色


 産経新聞16年12月28日「正論」欄は敬愛する動物行動学研究家の竹内 久美子さん。抜粋、一部編集してご紹介します。


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 勝利のキーワードは「赤」だった


 10月、アメリカ大統領選がヒートアップ。トランプ、クリントン両候補の姿を連日、見かけるようになったが、が目立っていた。何でもアメリカでは勝負のときは赤を着るのが常識なのだそうだ。

 そうか、アメリカ人は勝負の際には赤が強いということを無意識のうちか、経験的なのか、知っている様子だ。


 実は、スポーツの試合では赤が有利であるという件について、こんな研究がある

 イギリス、ダラム大学のR・ヒル氏らは2004年のアテネ五輪の際、赤または青のユニホームや防具をつけ、1対1で争う試合、4種について調べた。ボクシング、テコンドー、レスリングのフリースタイルとグレコローマンスタイルについて、赤と青で勝率がどう違うかである。

 すると、2人の選手の力の差が大きい時には関係なかったが、実力が伯仲していると大変な差となって表れた。4種を平均すると赤の勝率が62%に対し、青の勝率は38%だった。


 強さや支配性を示す色

 なぜこんなにも差があるのか、赤にはどんな効果があるのだろう。実は赤とは男性ホルモンの代表格である、テストステロンのレベルの高さを物語るものなのだ。

 例えばトゲウオのオスは繁殖期になるとテストステロンの作用で腹が赤くなり、より赤いほどライバルのオスを排除する。
 鳥のキンカチョウのオスのクチバシが赤いのも同様だ。ヒヒではリーダーオスはお尻の赤を周囲に見せつけ、リーダーであることを知らしめる。

 このように赤は強さや支配性を示している。よって2人の選手の実力にあまり差がない場合には、赤を見せつけられた方はおじけづいてしまい、赤を身に着けている方は自信を持つ。その結果、勝敗に大きな差が出てしまうのである。


 この話には続きがある。ドイツ、ウエストファーレン・ウィルヘルム大学のN・ハーゲマン氏らは、テコンドーのベテラン審判42人に、実力の伯仲している5選手が対戦する試合の動画を見せ採点してもらった。すると案の定、赤の選手が高い点数を与えられる傾向があった。

 そこで今度は動画にデジタル処理を施し、赤を青に、青を赤にしてもらった。すると、どうなったか

 青から赤へ変化した選手は点数アップしたのである。まったく同じ動きをしているにもかかわらず、赤を着ているだけでよい評価を得てしまったのだ。ベテラン審判までもが赤の効果にだまされていたのである。

 こういう効果は団体競技でも表れる。04年、サッカーのヨーロッパ選手権で、赤を基調とするユニホームを持つ5つのチームは、その他の色のユニホームでプレーしたときと比べて、主にゴールの数が多く、よい結果を得ていたのである。


以上


  

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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