中国による「洗国」

中国による「洗国」
 三橋貴明(みつはし・たかあき)さん (小学館新書) 821円
 中国はやりたい放題。メディアは「中国なしでは日本経済は成り立たない」と喧伝するが、公式データを元に調べてみると、日本経済はそれほど中国に依存していないという。むしろ中国とつきあうほうがリスクは高い、と主張している。
中国による「洗国」
 楊海英さん (岩波書店) 中国が内モンゴルなどで行なった悪逆非道を書いている。





 中国による「洗国」


 三橋貴明さんの「中国不要論」の一部を抜粋してご紹介します。


 「洗国」という侵略行為


 問題なのは、中国による「労働」の提供は、中国の得意技である人口的な侵略行為「洗国」そのものであるという点だ。洗国とは、中国が「他国」を乗っ取る際に多用される(多用された)手法である。

 まずは、国内の流民を数十万人規模で「対象国に移住させる。当初は「外国人労働者」として、いずれは「移民」として、膨大な人民を送り込み、現地に同化させていく。やがて、中国本国から官僚が送り込まれ、その国・地域を中国の支配下に置く。
 洗国とは、人口を利用した外国侵略なのだ。

 今この瞬間も、チベットやウイグル(東トルキスタン)で行われているのがまさにこの洗国である。チベット人男性やウイグル人男性を中国国内に散らばらせ、現地に同化させる。さらに漢人をチベットやウイグルに送り込み、現地の女性と結婚させ、これまた漢民族と同化させてしまう。やがては、現在の中国東北部(旧満州、女真族(じょしんぞく)の居住地域)同様に、国境線が実質的に消滅し、中国の一部として支配を始める。

 今風にいえば、民族浄化(エスニック・クレンジング)であり、明らかに国際犯罪だ。とはいえ、現実に中国共産党はチベット人やウイグル人に対する洗国をほぼ完成させ、台湾にもじわじわと浸透していっている。


 2016年10月4日の産経新聞に、興味深い記事が載っていた。

 スーツケースを持った侵略者

 『産経新聞』2016年10月4日「『奪われた領土』極東ロシアに流れ込む中国人…。〝スーツケースで侵略〟は危険な火ダネ」

 《人口が希薄なロシア極東に中国人が流入し、ロシア人を心理的に圧迫している。ロシアの調査機関は今世紀半ばを待たず、中国人がロシア人を抜いて極東地域で最大の民族になると予測する。中国人には19世紀の不平等条約でウラジオストクなど極東の一部を奪われたとの思いがあり、ロシア人には不気味だ。(後略)》


 そもそも、ウラジオストクは中国人(漢人)ではなく、大清帝国の支配民族であった女真族の領土であった。漢人の支配が及んだことがない女真族の国は、大清帝国から中華民国、中華人民共和国という変遷の中で、いつの間にか消滅してしまった。まさに洗国により侵略されてしまったのだ。

 大清帝国は、皇帝の故郷である満州を保護し、漢人の移住を制限していた。ところが、帝国末期に皇帝の統治能力が低下し、漢人が続々と満洲に入植するようになっていく。やがて、漢人の人口が女真族を上回り、満洲は溶解するが如く消滅した。

 この旧満州の地、つまり中国東北部の遼寧省(りょうねいしょう)、吉林省(きつりんしょう)、黒竜江省(こくりゅうこうしょう)の3省には、何と1億人を超す中国人が住んでいる。それに対し、ロシアの極東連邦管区の人口は、わずかに630万人

 ロシアのメディアによると、過去1年半でロシアの極東地域に不法入国した中国人は、150万人を超すという。さらに、中国は人口を流入させるのみならず、農地も買収していっている。


 北海道の水源地も中国資本の手に落ちてしまった


 日本においても、中国のスーツケースを持った侵略者たちは活動を活発化させている。たとえば、2015年11月には、中国の商業施設運営会社、上海豫園旅游商城が、北海道の総合リゾート施設、星野リゾートトマム(北海道占冠(シムカップ)村)の株式100%を買収すると発表した。取得額は183億円とのことである。

 トマム地域は水資源保全地域に指定されていなかった。そのため、トマムの水源地も中国資本の手に落ちてしまった。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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