中国の新旧エコノミー

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 毎日新聞17年4月6日
中国の新旧エコノミー
 週刊東洋経済「深圳発 中国メイカー革命」17年3月4日(1回目)、3月11日、3月18日、3月25日と連載された。
 小さな漁村だった深圳(しんせん)が変貌したのは1980年。やがて下請けの巨大集積地となり、30年でアジアのシリコンバレーに。起業家の野心が沸騰する街。今や人口は1200万人。この街で育った主な企業は、年商6.8兆円のスマートフォンと通信設備の世界大手・ファーウェイ(華夷技術)、メッセージアプリのウィーチャット(微信)で有名なテンセント(謄訊)、ドローンの世界最王手となったDJI(大彊創新科技)など。
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 高松市の桜の標本木は栗林公園の中にある。私の桜の標本木は高松市水道資料館の中にあるこの桜。満開。
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 朝日新聞17年4月9日
 この資料館は大正期の建物。耐震改修工事のため、桜が散ったころを見計らって5本を伐採するという。何ということを!
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 この桜のファンは大勢いる。新聞を見たのか、名残を惜しむ家族が訪れていた。
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 その斜め向かいの香東川西岸でお花見をしていた。





  中国の新旧エコノミー


 中国経済は分かり難い。人口が多く、国土が広大なこと。統計資料に信頼をおけないこと。共産党、軍、地方政府などの利害が絡まり合った旧態依然たる企業群があるかと思えば、深圳を中心としたアメリカのシリコンバレーにも負けないニューエコノミー群が続々育っていること、など。日本企業もうかうかしておれない。

 毎日新聞「経済観測」欄に宮本アジア研究所代表・元中国大使の宮本 雄二さんがコラムを書いている。抜粋してご紹介します。


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 あるセミナーにおいて富士通総研の金堅敏主席研究員が、中国経済はオールドエコノミーとニューエコノミーに分けられると説明していた。古い部分は、国有企業に代表される既存の産業であり、「改革」が求められている。新しい部分は、ネットエコノミーなどの産業であり、「創新」がキーワードだと言うのだ。

 この中国経済を2つに分ける分析手法は、私には新鮮であり腑に落ちた。中国の現場をよく知るエコノミストたちが、中国経済はまだら模様だと言っているのもこのことを指す。

 だが古かろうと新しかろうと、一貫しているものがある。それは「変わること」であり、「変わらなければならない」という意識だ。

 中国の変化は速い。日本人はそのことを何か受け身的な変化が起きているのだろうと想像する。だが、中国の現場では、積極的に自らが変わろうとする意志が強く感じられる。状況を見極めて、どの方向に何をすべきかを党や政府は、随時分析し、判断し、決定している。そのキーワードが「改革」であり「創新」なのだ。

 鄧小平が1992年の「南巡講話」で「改革開放」の最後の一押しをしてから、中国は絶え間なく変革を続けてきた。習近平体制となり、その努力は倍加されている。そして続々と制度改革が実行され、結果を出さないと責任を問われる制度となった。「改革」や「創新」のできない幹部はその責任をとらされることになった。

 もちろん現場では尻込みをして逃げる者も多い。しかし党指導部が優先順位をおいた事項に関しては、やらないことのリスクの方が大きい。中国において、われわれの想像以上の変革が進んでいるのだ。気のせいか、最近、中国外交も方向転換したのかなと思い始めているが、読み過ぎであろうか。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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