計画的に経営者を育成すべき

計画的に経営者を育成すべき
 毎日新聞17年3月8日
計画的に経営者を育成すべき
 桜が終わったころハナミズキが咲きだす。手前は赤、奥は白の花。
計画的に経営者を育成すべき
 このごろ河川敷などはこの黄色い花が咲き誇っている。菜の花???





 計画的に経営者を育成すべき


 かねてから思っていることであるが、ある程度以上の規模の企業は、計画的に経営者を育成すべきではないか。日本の企業でそれが出来ているところは少ないように思われる。30代前半くらいである程度の数の候補者に絞り、計画的に経営者の勉強をさせる。30代前半だとそれまでに2~5カ所の職場を経験しているはずである。その中から将来の幹部候補生を粗選びし、計画的に幅広く実務を経験させるべきである。

 30代中ごろで、小さな組織の長にし、可能であれば海外勤務も経験させる。1年間ほど経営大学院で学ばせるのもいい。その後さらに粗選びし、40代で部門長(取締役)に登用、2部門ほど経験させたのち、経営企画部門で会社全体を見る目を養なわせ、将来の社長候補とする。

 私と同じようなことを考えている人がいた。東京電力ホールディングス会長・川村 隆さんである。毎日新聞3月8日「経済観測」欄をご紹介します。


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 「経営専門職」たる社長は準備周到に


 社長の役割の最大のものはもちろん、最高経営責任者(CEO)たることであり、そのためには本人が経営専門職(経営のプロ)である必要がある。しかし、現状では「社内昇進の栄誉あるゴールが社長ポスト」との考え方が大勢を占め、プロとしての訓練も心構えも不足のまま、社長に昇進する例も多い。

 経営の最重要眼目は、企業価値の持続的向上である。価値の源泉である収益力、人材力、変革力を持続的に拡大できる人のみが社長にふさわしい。

 いや応なしに経営専門職の修行を積むコースに放り込まれるのは、創業者たる人々のみであろう。私は何人もそういう人々を知って尊敬している。しかし今や、一般の会社でも、社員として入社した者たちが営業、財務などの専門職として修業した後、経営専門職の訓練をも受けるようになってきた。

 まずは経営研修で、経営とは何かを学ぶ。続いて、経営の実務体験が要る。社内外の中小会社で数年間、社長を体験でき、その中に創業者体験的なものも混じれば、ベストである。海外での経験であれば、更に良い。日本企業とは異なる機能体の体質が身に着くからだ。

 実務体験を重視するのは、最初から大型ダンプを運転するのではなく、まずは小型車で経営者たる心構えを作り上げ、社会的責任の大きい企業に戻っても、スムーズな働きができるようにするためだ。


 私自身は、国内の子会社体験で得られた「スピーディーな意思決定」「自分を客観視すること」「成果を数値で世に示すこと」などの体験をベースに社長業を開始した。すぐに資本市場との対話・対決でもまれて社長として成長でき、経営専門職と言える成果もほぼ出せた。ただ、まったくのぶっつけ本番だった。未来の社長の皆さんは、もっと準備周到にやってほしい。


以上



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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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