「調査報道」は報道の王道

「調査報道」は報道の王道
 毎日新聞17年5月4日
「調査報道」は報道の王道
  一介のジャーナリスト西岡研介さんが既存のメディアに突きつけた刃。JR東日本が革マル派に乗っ取られているという話。
 昔、田中角栄の金脈が暴かれた時、あんなことは誰でも知っていることと、うそぶいた大物ジャーナリストがいた。馴れ合っていないで、それならお前が書けよ、という話。石原慎太郎氏に対しても同じことが言える。こういうことは多いのではないか。
 森友問題で国有地を安く払い下げられたことを問題にしているが、ほとんどの大手新聞社(朝日、讀賣、毎日、産経、日経…)は臑(すね)に疵(きず)もつ身である。
「調査報道」は報道の王道
 朝日新聞17年4月18日(渡辺敏明さん撮影)。
「調査報道」は報道の王道
 こっちは香東川で日向ぼっこする亀を私が撮ったもの。
「調査報道」は報道の王道
 今はツツジ、シラン、フリージアなど花盛り。





 「調査報道」は報道の王道


 最近、週刊誌の活躍が目覚ましい。芸能人の不倫などどうでもいいが、権力者に対しては、「権力の監視」という意味で頑張ってほしい。週刊誌に比べ、新聞・テレビは不甲斐ない状況が続いている。朝日新聞社のように、何事であれ、ものごとに角度をつけて(最初から偏っていて)、30数年間も嘘を書き続けるなどは論外。

 毎日新聞5月4日「メディア時評」は羽衣国際大学教授・浮田 哲さん。ご紹介します。


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 百の論より一つの新事実


 自民党の中川俊直衆院議員は4月18日に経済産業政務官を辞任し、その後自民党も離党した。原因は女性スキャンダルで、きっかけは「週刊新潮」の報道であった。

 「また週刊誌か」という感想を持ったのは筆者だけではあるまい。昨年も「週刊文春」が甘利明経済再生担当相(当時)の賄賂疑惑をスクープ。大半の新聞やテレビが「週刊文春によると」という形で報道し、大臣は引責辞任した。

 ジャーナリズムの教科書には、必ず「権力の監視」という言葉が出てくる。権力の行動を見張り、不正があれば報道する。これがメディアの大きな役割であり、前述の週刊誌の記事はまさにこれに相当する。

 翻ってみて、大手の新聞やテレビはその役割をどこまで果たしているだろうか。報道には「調査報道」という分野がある。隠されていた事実を掘り起こし、裏付けを行い記事にする。時間と金と人手はかかるものの報道の王道であり、かつてのリクルート事件などはこの「調査報道」で明るみの出たスキャンダルであった。

 「調査報道」の逆はいわゆる「発表モノ」と言われる記事だ。これは政府や官庁が発表する情報をそのまま報道するもので、日本の新聞記事は欧米に比べてこの「発表モノ」が多い、とよく言われている。

 また、中川氏や甘利氏のケースは、告発者が情報を持ち込んだ先が新聞社ではなく週刊誌であることが、市民が各メディアをどう捉えているかを示唆している。

 
 日本新聞協会によれば、日本の新聞社や通信社で記者に従事する人数は約2万人(2016年調査)である。一方、「週刊文春」の編集部は60人程度でしかないときくが、問題は人数ではなくどんな仕事に人手でをかけるか、ということではないか。

 毎日新聞は4月18日の社説で森友問題にダンマリを決め込む首相を批判しているが、事態を動かすのは100の論より1の新たな事実ではないだろうか。そのためには、足を使った調査を地道に行う以外はにはない。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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