最強ZARAの秘密

最強ZARAの秘密
 日経新聞17年5月13日
最強ZARAの秘密
 日経MJ17年5月26日
最強ZARAの秘密
 ZARAはどこを見てもダントツ1位!
最強ZARAの秘密
 H&Mは最近香川初進出。ZARAは数年前から丸亀町にあったように記憶している。
最強ZARAの秘密
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  最強ZARAの秘密


 数年前からどこぞのバカがユニクロ叩きをしている。私は学生時代のアルバイトを含めて20数種類の仕事をしてきた。家族5人のうち3人が病気だったため大学へは親の援助なしで自力でいった。会社、自営合わせて数十年で年間労働時間は平均約3500時間にはなる(普通の勤労者は2千時間くらい、自営業者は3千時間くらいか)。

 現在の自営店舗の隣がユニクロである。13年以上その店舗をみてきた。店に入らなくても駐車場を見れば繁閑は分かる。月に1・2度は買い物にも行く。土・日・祝日などは大変忙しそうだが平日はそうでもない。ユニクロが突出してブラックだとは思わない(もちろん、絶えざる改善は必要)。本当のブラックは他にいくつも知っている。

 ユニクロは全く有名でなかった初期のころから知っている(松山市の山越店:やまごえてん…現在はないらしい)。その後私は東京に転勤したが、ユニクロは全く無名であった。約3年で広島に転勤した。その前後にユニクロは原宿に大きな店を出し、フリースで急に有名になり、店数、売上高も急増した。ユニクロ1号店は広島の袋町店である。広島の連中と「あのユニクロが…」と感慨深いものがあった。

 初期のころから知っている身としては、もう頑張ったんだからボチボチでいいじゃないかとも言いたい(柳井さんなんか100万人に1人のひとでしょ)のだが、個人はそうでも、企業はそうはいかない。上には上がある。ZARA(インディテックス・スペイン)である。むしろ差は開きつつある。


 日経新聞5月13日の記事を抜粋してご紹介します。


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 ZARA、自前主義の力

 物流網スペイン集約
 社内に建築家約30人

 品質管理徹底、速さ追求


 「ZARA」ブランドを展開する衣料世界大手インディテックス(スペイン)の強さが際立っている。流行をとり入れつつ低価格を誇るファストファッションは伸び悩みが指摘されるが、その中でも力強い成長力を持続。

 売り上げ規模、効率で「ユニクロ」など競合他社を上回り、時価総額でも圧倒する。秘訣は徹底した本社主義、自前主義だ。

 東京・新宿にあるZARA店舗。ワンピースやシャツなど店頭に並ぶ服は48時間前までスペインにあった。空輸も駆使して2日で世界中に届けるサプライチェーン(供給網)は、ファッショントレンドの小さな変化を逃がさないインディテックスの生命線。支えるのは、スペインに10カ所ある自社物流施設だ。

 首都マドリード近郊の18万平方㍍(54545坪)の巨大拠点では、毎日100万着の服が搬入され、世界の店舗へと発送される。人の姿はまばら。店舗ごとに振り分けた2千超のレールをハンガーにつるされた商品が通っていく。案内人は色柄などの情報を書き込んだ電子タグだ。過去4~5年で10億ユーロ(約1200億円)を物流や情報システムの技術開発に充てている。

 国外で縫製した洋服も全て一度スペインに集める。物流の非効率さよりも、配送ミス排除、品質チェックの徹底など1カ所から世界中に発送するメリットを重視する。

 世界2、3位のヘネス・アンド・マウリッツ(H&M、スウェーデン)、ファーストリテイリングも売り上げを伸ばすが、増収率や売上高営業利益率で届かない。時価総額は14兆円とほぼ3倍。一人勝ちの様相だ。


 商品面では「ものづくり」としての企業哲学が色濃く残る。
 小売りが「売り残しを嫌って多く仕入れる」のに対し、期中で機動的に生産量を調整できるのが同社の高利益率をあげられる秘訣だ。在庫を最小限に抑えられるので在庫処分のセールは少ない。

 自社工場で生地を裁断し、スペインやポルトガル、モロッコなどで縫製。再び自社工場に戻しアイロンなど仕上げを担う。インディテックスは60%を欧州など近隣国でつくる。人件費が多少高くても求められる商品を素早く、というスピード最優先の表れだ。

 店舗の内外装、什器のデザインも自社で担う。本社内にはいくつもの店舗を模した一角がある。手掛けたのは、約30人の車内建築家。世界のZARA店舗の基本思想を固める。広告宣伝を多くを投じない同社は、店舗を最大の情報発信拠点と位置づける。デザイン、色合い、材質に徹底的にこだわれる。


 「企画、生産、販売の会社だった。これからは服に関する全部のことをやる」。ファストリの柳井正会長兼社長はこう語り、今、物流や情報システムに力を注ぐ。服作りにかかわるすべての工程に自社が関わる体制を構築しようとする視線の先にあるのは、世界王者インディテックスなのだろう。 (マドリードで、岩戸寿さん)


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(感想・意見など)

 ZARAの強さは、自社でデザインから物流までこなすシステムを構築していること。全世界7千店舗以上の社員たちが、街の気になるファッションを写真で撮影して本社へ送り、良いとなれば本社でデザイン化し、約2週間で製品化し、各店舗へ送る。

 一方のユニクロは、いま、何カ月も先のシーズンの服を数百万~千万着と大量に作っている。広告宣伝に金をかける。大量見込生産、大量販売。当然、当たり外れはある。外れたら値下げしてでも売るしかない。ZARAは期中に機動的に生産量を調整できる。ZARAのほうが圧倒的にリスクは少ない。それが営業利益率の差(17.2%と7.1%)となっている。

 H&Mもファストリも当然、そのことは知っていて、今後あらゆるシステムの再構築を図ってくることは間違いない。ユニクロの今後が大変興味深い


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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