官僚亡国論を忘れたか?

公務員亡国論を忘れたか?
 文藝春秋2017年7月号新聞広告
 「役人の矜持」とは笑わせる。前川さんは徹底的に「文科省役人」の立場。禁止された天下りを温存し、隠蔽工作までしていた。自由民主制度下では、を超えることは×。に従い、を活用するというのがあるべき姿。がダメなら国民は選挙で落とすだけ。国民は選挙でを選び、国民に代わって自らの利益ばかりを図りがちなを監視してもらっている。
公務員亡国論を忘れたか?
 讀賣新聞17年5月22日
 毎日新聞6月5日の仲畑流万能川柳に「道徳のお手本見せて文科省」(鴻巣 ここまろさん)とあった。
公務員亡国論を忘れたか?
 讀賣新聞17年5月30日
 公務員獣医師は不足しているようである。例えば、高知県は給与5万円上乗せ、島根県では就職奨励金50万円を支給しても成り手が少ないという。産業獣医師も不足している。事実に基づいた冷静な議論をしてもらいたい
 国会でもメディアでも文科省のメモがあるない等どうでもいい話ばかりしている。内閣府側が「官邸の最高レベルが言っている」と言ったとか。交渉でそんなブラフ(はったり)は誰でも言う。岩盤に穴をあけようと思えば、おとなしい私でも言う。元官僚3人も同じようなことを言っていた。別の元官僚は面白いことを言っていた。内閣府側は言っていないが、議論に負けた文科省の役人が自分の立場を守るために誇張(嘘)した可能性もあるという。ま、どうでもいい話。山の2・3合目あたりでうろうろしている感じ。本質を議論してほしい。
公務員亡国論を忘れたか?
 週刊朝日17年6月2日
 佐藤修史編集長の「編集長後記」を読んで「おおっ!」と思ったが、「な~んちゃって話」だった。さすが「安倍叩きは朝日の社是」というだけある。
公務員亡国論を忘れたか?
 週刊朝日17年6月9日
 (左)北原みのり、(右)室井佑月 2人とも「安倍叩きは朝日の社是」の忠実な追従者。
 それにしても北原さん、いくら韓流ドラマ好き、偏見のかたまりとはいえ、文在寅(ムン・ジェイン)をそんなに持ち上げて大丈夫?大統領選の選挙公約を見ると2万パーセント実現不可能のように思えるのだが…。5年後が楽しみ。実現しなかったら筆を折ってください。
公務員亡国論を忘れたか?
 四国新聞17年5月24日「一日一言(いちげん)
 2009年文科省現役職員2200人、天下り数2980人。天下り数が現役職員数を大きく上回る。国民をバカにするにも程がある。
 「行政がゆがめられた」などとど偉そうに言っているが、このありさまは一体なに?
公務員亡国論を忘れたか?
 讀賣新聞17年6月8日
 2016年版の文部科学省白書に、今年1月に発覚した再就職あっせん問題で、歴代3次官の責任を厳しく指摘するという。原案では、国家公務員法に違反する行為が62件確認され、43人が処分された再就職あっせん問題を独立した章を設けて取り上げているという。それにしても、その責任者に8000万円もの退職金は納得いかない。半分でも多い。どうせ大した仕事はしていない。多い週で3日も出会い系バーに通っていたというのだから(自ら何かの講演で、事務次官というのはつまらぬ仕事だと言っていた)。
公務員亡国論を忘れたか?
 私の本棚。「官僚亡国論」ものがズラリ。他にも数百冊ある。
 2009年、2010年ごろの発行が多い。官僚が横暴を極めていた。以下はほんの一例。挙げだすとキリがない。
官僚亡国論を忘れたか?
 高知県警の白バイが暴走、停車中のスクールバスに衝突し、警官が死亡した事件。高知県警、高知地検は証拠を捏造し、同僚白バイ警官は偽証、ヒラメ裁判官もそれに便乗、バスは止まっていたとの校長他の証言、白バイは暴走していたとの目撃証言などを採用せず、スクールバスの運転手を有罪にした。官は官と争わず、民に責任をなすり付けた
公務員亡国論を忘れたか?
 愛媛県警の仙波敏郎(せんば・としろう)巡査部長は、成績優秀であったが、裏金づくりに協力しなかったため警部補試験に受からなかった(実際、上司からそのように言われた)。裏金づくりは全国警察で行われ、「署長になると家が建つ」と言われた
公務員亡国論を忘れたか?
 大阪高検公安部長であった三井 環(たまき)さんは、検察の裏ガネをマスコミに公表する直前、取ってつけたような罪で、口封じ逮捕された。裁判所も情けない。誰が見ても〝口封じ逮捕〟なのに、検察の言いなりで有罪にした。
公務員亡国論を忘れたか?
 「土肥孝治検事総長の裏ガネは…合計1億2590万円逢坂貞夫元検事長は…合計4161万円荒川洋二元検事長は…合計4589万円。驚くなかれ、これだけの裏ガネがほとんど遊興飲食費に使われていたのである」。
 以上はほんの一例で、検察上部も全国的に裏ガネにまみれていた。これらの人は塀の中に入ることなく、その後退官し、弁護士になったり、大企業の監査役などになって、悠々自適の生活をおくっている(本来は塀の中に居るべき人たち)。
 私は数十年前にある県でアパートの大家が検察事務官だったことがあり、その時、検事のいい加減さ、国選弁護人の出鱈目さを聞かされた。検事が使うための裏ガネづくりに協力させられていることを愚痴っていたのである。数十年して大家さんの話とつながった。
官僚亡国論を忘れたか?
 (東洋経済新報社)
 当時、経産省の若手官僚だった朝比奈一郎さん他が危機感からプロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)を立ち上げ、改革に乗り出した。





 官僚亡国論を忘れたか?


 国民やメデイアはほんの7・8年前のことを忘れたのだろうか?民主党政権は、リーマンショック後の2009年~2012年。鳩山、菅、野田と続いた。当時、官僚の横暴が凄まじく、「脱官僚」が民主党政権のテーマであった

 私の記憶では、プロジェクトKが本を出したころだったと思うが、若手官僚の転身が相次いだ。その内の一人が以下のように書いていた。

 ある省で、何か新しい試みをしようとすると、各役所が集まる会議に諮る必要があった。若手の官僚が省を代表してその会議に出ていく。会議の前に、他の省の新しい試みを潰す論法を徹夜に近いかたちで懸命に考える。予算枠は一定のため、他省が新たに予算を獲得するということはその他の省が減らされ、権限も少なくなるからである。

 会議に出かける前に上司から「潰してこいよ」と激励される。会議のあと、その模様はメモにして上司に報告される。個人的にいい試みだと思っても、潰す方向で動かざるを得ない。

 考えてみれば、学生時代一生懸命勉強し、世の中のためになることをしたい、国を良くしたいと考えて官僚になったが、一体自分は何をしているのか?と思い出す。上司を見ても、40歳を越えれば自分の省のことしか考えていない。50歳が近づけば、天下りのことを考え出す。自分はそれでいいのか?と悩みだし、政界や民間企業、大学の先生、NPOなどに転身する若手官僚が相次いだ。


 役所同士の会議は最後には各省事務方トップの事務次官会議に諮(はか)られる。民主党政権までは、事務次官会議で決められたこと以外は閣議に諮られなかった官僚主導(官>政)であった。

 しかし、官僚はどうしても保守的になる。この世界的に激動の時代、官僚主導では世界の変化に取り残される



 民主党政権は、政治主導(官<政)にするため。事務次官会議を廃止した。官僚を遠ざけ、官僚は面従腹背で政権にあまり協力しなくなった。私の想像であるが、それがために小沢一郎は検察に執拗に狙われたのではないか(陸山会事件)。検察も官僚機構の一部。民主党政権が短命に終わった理由の一つである。


 要するにバランスの問題基本は、政治主導に従い、を活用するというのがあるべき姿。かつ双方は信頼しつつも緊張関係にあるべきである。働きの悪い官僚は国民はどうしようもない。官僚をコントロールすることも含め、働きの悪い政治家は、国民が選挙で落とすことができる。


 「官僚亡国論」が流行ったのは故(ゆえ)無きことではない。ついこの間のことである。忘れるべからず。



以上


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

最新記事
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カウンター