「怪文書みたいな文書」は正しい

「怪文書みたいな文書」は正しい
 毎日新聞17年6月1日
「怪文書みたいな文書」は正しい
 17年6月19日「橋下×羽鳥の番組」(テレビ朝日系) 元財務官僚、元経産官僚などが出席。
 省庁どうしの折衝の際、多少の恫喝やブラフ(はったり)は普通のこと、また議論に敗れた側は、自己の保身(言い訳)のため、実際以上に相手を悪く書くことが多いと、口を揃えていた。また、文科省を低く見ているのも共通していた。「教育」は誰もが一家権言(いっかげん)をもっているだけに言われ易く、気の毒な面はある。
 (下線の部分は、この番組に限らず、多くの元官僚が証言している)
「怪文書みたいな文書」は正しい
 高松市中央図書館前では時折「カルガモ親子の行進」が見られる。
「怪文書みたいな文書」は正しい
 雨の日などは傘やレインコートがカラフルで一層かわいい。





 「怪文書みたいな文書」は正しい


 私は、前川前文科省事務次官が「あったものをなかったものにはできない」と大見得をきっているのをみて、どんな立派な文書だろうと思っていた。

 私はサラリーマン時代、役目柄、無数の業況報告書や会議議事録を書いてきた。「白書」的なものも2度書いた。そのとき心がけたのは、①事実を書く、②年月日を正確に書く、③誰の発言か、情報先、④簡潔に書く、⑤「自分の意見」を書く場合は、それを明記し、自分に偏見があることも考えられるので、8掛けくらいに丸めて書いた。①事実と⑤意見が混同しないように気をつけた。自己の保身などは考えなかった。

 私は、今回問題になっている文書も当然そのようなものだろうと思っていた。下が保身のため事実を少し曲げれば、段階、段階でそれが重なり、上へいくほど曲がりに曲がって、決定権者が誤まった判断をする可能性が高くなる。それを恐れた。

 ところが、(くだん)の文書は、思惑と保身の塊(かたまり)らしい。とても公文書などと呼べる立派なものではない

 その意味では菅官房長官の言った「怪文書みたいな文書」は正しい

 毎日新聞6月1日のオピニオン欄から一部を抜粋してご紹介します。


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 「名前や日付なし どの省でも作成」


 「レク(レクチャー)資料」とはどんなものなのか。匿名を条件に取材に応じた複数の現役・OB官僚は「作成者名、日付なしのレク資料はどの省でも作られている。知らない官僚はいない」と口をそろえる。

 中央官庁の担当課長が上司である審議官、局長、事務次官らに内容をレクチャー(説明)する際に渡す文書だという。政治家が絡むような案件の要点をA4判1枚に大きな文字で箇条書きにまとめたものが多く、課長が課員から情報を集約して作るのが一般的という。

 作成者名や日付を書かない理由について、ある現役官僚は「政治家の意向を政策にどう反映させるか上司の判断を仰ぐ際に作ることが多いが、(疑いを招きかねない事案への関わりがあきらかになるのが)怖くて作成部局など書けない。万が一、資料が流失しても、出所不明の文書として存在を否定できる。その意味で、菅官房長官が『怪文書』と一蹴したのは想定通りだ」と話した。

 レク資料を数多く作ったという元官僚も、ほぼ同様の証言をした上で「大臣にも日常的にレク資料を見せて説明していた。証拠を残すことになる作成者名や日付は書かないのが慣例で、報告の手前で幹部から『消してこい』としかられる」と話した。


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(感想・意見など)

 レク文書は思惑と保身の塊。内容が事実かどうかは大きな疑問符がつく。〝総理の意向〟の証明にはなり得ない。菅官房長官が「怪文書みたいなもの」と言ったのは正しかった。もともと、流失した場合を想定して、作成者名や日付を書いていない。しかし、あまりにも素っ気ない態度であったため、またマスコミの多くも煽ったため、国民に不信感を持たれた。

 国民を信頼して、件の文書がどのようなものかを説明して、早くに公表すべきであった公文書などと呼べるようなご立派な代物ではない

 こんなしょーもないことに時間を浪費している場合ではないのだが…。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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