グローバル化の現実(再掲)

グローバル化の現実 毎日13年11月24日
グローバル化の現実 毎日13年12月1日
グローバル化の現実 朝日、産経13年12月11日グローバル化の現実(再掲)
 このあたりの田植えは今日がほぼ最終日。
グローバル化の現実(再掲)
 今頃になってこの本を読んだ。テレビドラマは時々ながら見。最終話は録画しているが見ていない。異文化コミュニケーション的に楽しめる。こういうのもアリ。★★★★★
宮木あや子さんの他の本を探してみよう。本好きにとって(自分にとって)新しい作者を見つけたときは至福のとき。



 

 瀬島龍三氏について書いた過去のブログを探していて2013年12月17日の『グローバル化の現実』を見つけた。自分で言うのもなんだが、いいブログである。

 先日も書いたが、朝日新聞、毎日新聞、民進党などの二重基準(ダブルスタンダード)、ソフトクリームぶりが気がかりである。世界の現実はそんな甘いものではない。理想は理想として現実はしっかり押さえておくべきである。「べき」と「である」は峻別すべきと考える。再掲します。


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 グローバル化の現実(再掲)


 毎日新聞13年11月24日『グローバル経済の誕生』K・ポメランツ、Sトピック著(筑摩書房)に対する松原 隆一郎さんの書評を抜粋してご紹介します。


 自由貿易の名の下に何が行なわれてきたか


 グローバリズムは、リカードの「比較優位説」によれば平和裏に行なわれる。生産性においてどの産業分野でも高い国と低い国があるとして、両国は特定産業の生産に特化しつつ自由貿易をすればともに暮らし向き(消費)が豊かになるとされる。弱者は自由貿易に応じれば強者に滅ぼされるという常識は、この「定説」によって否定される。

 
 では現実はどうだったか。たとえば、紅茶

 イギリスに魅せられたが、輸入したくても中国が交換に応じる物産を持たなかった。仕方なく銀貨で支払ったが、それも元をただせばスペインが虐殺を経て支配したアンデスの銀山で、奴隷に採掘させたもの。それを海賊が強奪し、イギリスのものとなっていた。こうして地球上の銀は、約半分が中国に流れ込む。

 しかしいつまでも海賊頼みではやっていられない。そこでイギリス中国に持ち込んだ物産が、植民地のインドで栽培したアヘンだった。(イギリスが仕掛けた)3度の戦争を経て自由貿易に渋々承諾すると、中国はあっという間にアヘン漬け

 さらにイギリスは(不法に)門外不出だった茶の苗木を1880年代には虐殺を経て占領した北インドのアッサムに植え、紅茶をついに我が物とした

 こうして近世初期には、西欧の垂涎の的となる物産を多数擁した中国は、19世紀には貿易赤字国へと転落する。それを穴埋めしたのが海外に移住した中国人からの送金だった。


 こうした史実をひも解けば、「東インド会社は、暴力を効率よく利用するために創設された」「19世紀に世界経済の成長エンジンとしての役割を果たしたのはアヘン」「『見えざる手』と『血まみれの手』が手を携えてきた」という表現が言い過ぎでないと納得できる。生産性の比較優位は、暴力やドラッグで操作することができたのだ。

 それは今日では、巨大資本の広告や国家間の秘密交渉で行なわれている


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(感想・意見など)

 欧米は民主的な印象があるが、とんでもない。歴史的にもそうであるが、現在もやるべきときにはやる。例えば、毎日新聞12月1日の記事にもあるように、イギリスは現在も植民地関連文書は、破棄の対象もしくは非公開である。公開すれば大変なことになる。それだけ非道の数々をしてきた自覚がある。

 
 アメリカもそうである。戦前植民地のフィリピンで、収奪に怒った住民に数十人の兵を死傷させられただけで、その部落の数百人を女、子どもも含め全員虐殺した。恐怖心を植え付けて2度と逆らわないようにするためである。戦後ベトナムでも同じことをした。

 パナマに突然侵攻し、ノリエガ大統領を拉致、裁判にかけた。アメリカに敵対するリビアのカダフィ大佐を突然ピンポイント爆撃した(本人は殺し損ねたが家族は犠牲になった)。イラクでは、アブグレイブ刑務所で、捕虜を拷問している。グアンタナモ収容所も問題になっている。米空軍は、無人機を使ってテロ容疑者と見なした人物を殺害している(その際、無関係な民間人も大勢死傷している)。

 そもそも、日本に「言うことを聞け。そうしないと江戸中を火の海にするぞ」と大砲をぶっぱなして開国をせまったのはアメリカである(今回追記:当時の日本人はイギリスがアヘン戦争等で清に何をしたかを知っていた)。広島、長崎に原爆を落としたのもアメリカである。

 (今回追記)アメリカ先住民(いわゆるインディアン)を騙し、虐殺し、アル中にして居留地に押し込め、国土を奪い、アフリカから黒人奴隷を何百万人も連れてきて使役したのもアングロサクソンを中心とする白人たちである。

 この瞬間も、グーグル、アップル、マイクロソフト、AOL、フェイスブック、ツイッター、ヤフーなどを通じて世界中のあらゆる情報を違法収集している(朝日、産経13年12月11日記事)。

 『トップシークレット・アメリカ』 デイナ・プリースト、ウィリアム・アーキン著(草思社)によると、アメリカの対テロ工作などの最高機密を扱う政府機関は1074、請負企業は約2千社、最高機密取り扱い資格保持者は140万人にも上るという。

 
 洗錬されてきてはいるが、本質的には、16世紀からあまり変わっていない


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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