金田一春彦の初恋

金田一春彦の初恋
 毎日新聞17年7月8日
金田一春彦の初恋
 讀賣新聞17年7月13日
金田一春彦の初恋
 金田一春彦さん(1913・4-2004・5)
金田一春彦の初恋
 「世界屠畜紀行」を読んで以来ファンになった内澤旬子さんが、小豆島に鹿や猪の解体処理施設を作るための資金300万円をクラウドファンデイングで募集していた。僅かではあるが応募したところ本日、返礼品が送られてきた。害獣として殺処分された動物のほとんどは地中に埋められているという。きちんとした処理施設を作り、ジビエとして経済を回し、動物たちの命のためにも有効利用してほしい。「本の雑誌」8月号によると目標金額は十分クリアしたとのこと。喜ばしいことである。
金田一春彦の初恋
 朝日新聞17年6月25日
 国も遅まきながら乗りだした。
金田一春彦の初恋
 近所でもこの花が咲いているがまだ名前が分からない。





 金田一春彦の初恋


 先日懐かしい名前を新聞で見つけた。「うたのおばさん」として私がちいさいころラジオでよく聞いていた安西愛子さんが、老衰のため100歳で亡くなったという。

 小学生低学年のころ、最初に買ってもらった三省堂の「明解国語辞典」の編纂者として「金田一(きんだいち)」という名前を知った。お父さんの京助さんだったか、息子の春彦さんだったかは忘れた。京助さんはアイヌ語の研究者として教科書にも載っていた覚えがある。石川啄木の親友でもあり、金にルーズな啄木に随分悩まされたようである。

 孫の秀穂(ひでほ)さんも言語学者で、よくテレビに出ている。

 その金田一春彦さんの初恋の相手が安西愛子さんだったという。

 讀賣新聞7月13日の「編集手帳」をご紹介します。


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 国語学者の金田一春彦さんに初恋の回想がある。旧制浦和高校に入ってまもない初夏のこと。学生寮から東京に帰省したとき、近所の道で可憐な少女ににっこり挨拶された。

 〈魂が宙に飛ぶというのはこういうときだろうか〉(東京書籍『ケヤキ横丁の住人』)。恋文をしたため、少女宅の郵便箱に託した。やがて返信が届いた。

 〈私の娘は、まだ女学校の1年生である。貴下の手紙にお返事を書くようなものではない。貴下は立派な学校に入学された前途ある方である。どうか他のことはしばらく忘れて学業にいそしまれよ。少年老い易く…〉

 
 何年かして応召するとき、見送りの人垣の中に少女の顔を見つけた。金田一さんが少女と初めて言葉を交わしたのは、それから30年余り後のことである。「あの日、理由も告げず、父は言いました」。きょう出征する人の見送りには必ず参列しなさい、と。かつての少女は、「うたのおばさん」として親しまれる童謡歌手になっていた。

 安西愛子さんの訃報(享年100)に接し、金田一さんの失恋談義を読み返している。謹厳にして情けあり。昔は立派な父親がいた。


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(感想・意見など)

 最近のドロドロした話が洗われるような甘酸っぱいいい話である。


以上



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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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