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毒親

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 讀賣新聞18年2月10日「人生案内」 相談
 「30代の女性。小学生の娘が昨春、転校し、今もクラスになじめていません」
 「学校での出来事やクラスの様子は毎日、楽しそうに話してくれます。ただ、友達の話になると黙ってしまうため、『友達づくりの努力をしなさい』ときつく当たることもあります」
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 讀賣新聞18年2月10日「人生案内」 大日向 雅美さん(大学教授)の回答
 「良い解決策はあります。それは親のあなたが『お友だち神話』から解放されることです」
 「もちろん、子どもが育っていく過程で友達は必要ですし、その良さは大切にしたいと思います。でも、たくさんいればよいとは限りません」 ⇚ 同感!!
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 毎日新聞18年2月11日書評欄
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 讀賣新聞18年2月7日から
 一例ではあるが、親世代と娘の世代とでは、社会環境が全く変わっている。
 親世代では専業主婦が多かったが、娘世代では完全に逆転して共働きが当たり前になっている。親の世代の常識が、娘の世代の常識とは限らない。自分の狭い経験からの固定観念を押しつけるべきではない。
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 香東川
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 今日、明日が花見どき。





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 10数年前からか、「母と娘の葛藤」をテーマにした本がよく出版されるようになった。

 2018年2月11日の毎日新聞の書評欄に『母・娘・祖母が共存するために』(信田さよ子著:朝日新聞出版)の書評を明治大学教授でフランス文学者の鹿島 茂さんがしていた。これが興味深い。抜粋してご紹介します。


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 娘を股裂き状態にする母の要求


 2004年に新聞の文芸時評を担当したときのことだった。女性作家たちの関心が母と娘の関係に集中していると気づいたのである。当時30代だった団塊ジュニア世代の女性作家はそろいもそろって母と娘の難しい関係を自己のテーマとしていたのだ。

 以来、この問題を解く手掛かりとなるような本を探したが、目についたのは原宿カウンセリングセンター所長である著者のアダルト・チルドレンに関する一連の著作であった。

 摂食障害や自傷行為などの問題を抱えてカウンセリングにやってきた団塊ジュニア世代の女性たちから聞き取りをするうちに、著者は、彼女たちの生きづらさの原因が母親が幼い娘に繰り返し語った夫への失望や愚痴、あるいは復讐としての娘教育などから来ている事実を見い出し、こうした母娘関係は普遍的ではなく、戦後日本に特殊的なものだったのではないかと仮説を立てたのである。

 まず、前提になるのは、彼女たちの母である団塊世代の女性たちが戦後の民主化政策で生まれたロマンチック・ラブ・イデオロギー(RLI)の信奉者で、恋愛と性と結婚が三位一体となった理想的結婚生活を夢見たこと。

 その夢が、仕事一途で家庭は妻に任せ切りにした夫によって裏切られたことから、娘を人質にとった団塊母親のリベンジが始まったのである。 

 おとうさんなんかと結婚したのが人生最大の誤りであると繰り返し幼い娘に語り、最後は「あんたさえいなければ」と犠牲を強調して娘に罪悪感を喚起するいっぽう、娘にリベンジを強要して「とにかく資格を取りなさい」「手に職をつけなさい」と説き、猛勉強を強いるが、その目的は娘を洗脳して、「墓守娘」となれと命じることであった。

 「核家族における子どもにとっては、仕事で不在の父をのぞけば母しか存在しない。母がいなければ生存できない非力さとは、(中略)つまり神にも等しい存在であることを意味する。その母が2歳のころから日常的にに自分の不幸を語って聞かせれば、(中略) [娘は]母を守らなければ、私だけは母を裏切らないようにしなければ、と誓うのである」

 だが、こうした「不幸語り」のシャワーという「虐待」を受けた団塊ジュニア世代の娘たちが母親の敷いた路線通りに大学を出てキャリア・ウーマンとなり、30代に差しかかる頃となると、母親は要求を変化させる。孫の顔が見たいと言い出すのである。

 「摂食障害の女性たちが口々に訴えていたのは『母の要求は私を股裂き状態にするんです』ということだった」
 
 しかし、団塊母親はキャリア・ウーマンになれという要求と結婚・出産で女の幸せを手にしろという要求が娘を股裂きにしていることを理解していない

 そこで、娘は母親との距離を置こうと努めるが、孫が誕生すると母親と再接近せざるをえなくなり、母娘の間に再び緊張状態が生じる。かくて、母・娘問題は母・娘・孫問題へと拡大してゆくのである。

 終章にはタイトルにあるように「母・娘・祖母が共存するために」どうすればいいか、それぞれの立場に立った提言がなされているが、しかし、決定的な解決策はあり得ない。

 なぜなら、真の原因は経済的発展という至上目的のために家庭から父親を「召集」して、不在にした戦後日本の社会構造にあるのだから。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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