獣医師界の策謀

獣医師界の策謀
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獣医師界の策謀
 
 朝日新聞は「『加計』問題 晴れぬ疑念」ばかりを書くが、恒常的に政官工作をする獣医師連盟には全く触れない。前川前次官の主張ばかりを取り上げ、加戸(かと)前愛媛県知事の主張を無視するのと全く同じ構図。自らの主張に沿ったもの(安倍倒閣)しか報道しない

 「朝日新聞の読者、世間一般も、何か猛烈に政治攻勢をかけていたのは、疑惑の加計学園側なのだ、と著しく誤誘導されてしまう。実態は全く逆。加計学園側が動いたといっても、それは、ある時期に点としてであって、日本獣医師会・日本獣医師政治連盟は長期にわたる面の活動だったのです」

 「にもかかわらず加計学園の獣医学部新設が成功したのは、日本の獣医師・獣医学界の劣化の進行を食い止めるためには新鮮な要素の注入が必要だったからです。安倍-「加計」疑惑とかによるものではありません。それでも、日本獣医師会・日本獣医師政治連盟側の猛圧力で、このたびは『一地域一校』に限られてしまったのです」

 (もし、日本獣医師会・日本獣医師政治連盟が2校認めていたなら、もう1校は京都産業大学になったと思われる)

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 長谷川煕(ひろし)さんは日本獣医師連盟の北村直人委員長に何度も取材を申し入れたが、断られた。

 「私(長谷川)が北村氏に面と向かって話を聞こうとしたのは、政官界に獣医学部新規参入阻止のさまざまな政治工作をする立場の北村委員長が、集められている教員の質が悪いとか加計学園が獣医学部を作ろうとしていることの無謀さを関係方面にメディアも含めて力説していることが私の耳にも入っていたので、その真偽、根拠の追及を本人の顔を正面から見ながら試みたかったからですが、それは結局、成功しませんでした」

 (日本獣医師連盟の北村直人委員長は、卑怯にも逃げ回っているとしか思えない。どれだけ合法・非合法な工作をしていることか)

 (私は、加計学園獣医学部の教員に応募しようとした人が、(獣医師界から)村八分にしてやると脅されたという話を聞いた)

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 北村委員長 「昨日、石破地方創生大臣と2時間にわたり意見交換する機会を得た。大臣から今回の成長戦略における(獣医師系)大学、学部の新設の条件については大変苦慮したが、練りに練って誰がどのような形でも現実的に参入は困難という文言にした旨お聞きした(いわゆる「石破4条件」)」(『日本獣医師会雑誌』2015年11月号)

 北村委員長 「石破大臣からは、北村委員長から毎日のようにメール、電話があり、本当に参ったと話されたが、さらに石破大臣と近しい長野県選出の小坂憲治参議院議員からもアドバイスを受け(既存の)16獣医学系大学でできない(場合に限る)旨を(石破条件の中に)加えたという」(同誌2015年12月号)

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 日本獣医師会・蔵内会長 「成長戦略特区における獣医学系大学新設の問題に対して、ほぼ常時、自民党あるいは関係省庁との協議を北村委員長に重ねていただいている。麻生太郎副総理、下村文部科学大臣、林農林水産大臣とも会談を重ねさせていただきました。この問題はまだまだ予断を許しません」(同誌2015年8月号)

 そして、民主党獣医師問題議員連盟事務局長の玉木雄一郎衆議院議員(2018年初頭現在は「希望の党」代表)もこの会長発言をこう支えます。

 玉木議員 「毎年お招きいただいており感謝を申し上げますが、父も獣医師、弟も獣医師、私は今一番心配しているのは、この特区の話でありまして、このような教育の分野、あるいは医療の分野は、そもそも特区として、地域の例外をつくり、勧めるべき話ではないと思います」(同)

 (以上はほんの一例。彼らは専任者を置いて、常時、恒常的に政官業などに対し政治的働きかけを行っている。金銭的支援も行っている。選挙応援もしている。その成果が半世紀以上にも及ぶ岩盤規制であり、それらは当たり前過ぎて、ほとんど報道されることはない。したがって国民はその事実を知らされていない

朝日新聞は四面楚歌になりつつある
  (WAC) 1728円 ★★★★★
 
 長谷川煕(ひろし)さんは、この本を書くために53年間務めた朝日を辞めた。
 
 この本の結論を一言で言うと、「朝日は伝統的に左翼でないと出世できない。左翼でない記者も忖度してその種の記事を書く。彼らは大義のために嘘をつくことを何とも思っていない」ということ。一方、長谷川さんのモットーは、「新聞に大義は不要、事実がすべて」 私も同感。そうあってほしい。

朝日新聞は四面楚歌になりつつある
 月刊WILL17年9月号
 
 長谷川煕さんは2000年頃AERAの記者をしていて、口蹄疫、鳥インフルエンザなどの取材をした。取材して分かったことは、
 
 ①日本の獣医学のレベルが極めて低いことに驚いた(獣医師界の反対で、政官業が癒着し、50年以上獣医学部の新設がないため、競争がなくぬるま湯状態)。欧米から相当遅れている。
 
 ②公務員獣医師、産業動物獣医師の数が足りない、の2点。

獣医師界の策謀
 朝日新聞18年2月3日
 
日本の18歳人口は1992年の205万人をピークに年々減少している。しかるに文科省は毎年大学を増やしている。今では私大の4割が定員割れ。一方、公務員獣医師、産業動物獣医師は不足している。新しい人畜共通感染症も出現している。しかし、新しい獣医学校は半世紀以上も作られていない。

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 百十四銀行事務センター
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 高松市三条町のゆめタウン高松店隣り。
獣医師界の策謀
 クスノキの若葉とツツジが美しい。





 獣医師界の策謀


 日本獣医師会・界は、政官とつるんで、過去50年以上獣医学部の新設を拒んできた今治市、愛媛県、加計学園は過去十数年、構造改革特区に獣医学部新設を15回申請してすべて撥ねられてきた

 現在日本の私立大学の4割は定員割れを起こしている。今後潰れる大学が続出する。そうなることは20年以上前から分かっていた。なのに文科省は毎年10校ほどの新設を認めてきた。一方、獣医師は公務員獣医師、産業動物獣医師が不足している。しかし、文科省は非道にも獣医学部の新設を「告示」で門前払いしてきた

 そのせいで、日本の獣医学は欧米から相当遅れていて、長谷川煕(ひろし)さんが十何年か前にAERAに書いた通りである。愛媛県は、対岸の宮崎県で発生した鳥インフルエンザや口蹄疫の防疫のため、四国の他県から公務員獣医師を借りたり、県内のペット獣医師までかり出して、非常に苦労した。痛切に獣医学校がほしいと思った。

 中国は一万頭もの動物が病気で死んでも川に死体を投げ込んで済ますような国である。いつ新しい人畜共通感染症が発生するか分からない。今の日本のだらけ切った獣医学では対応できないのは明らかである。

 そういう過去の経緯を最もよく知る加戸守行(かと・もりゆき)前愛媛県知事の話を、日本のメディアはほとんど無視している(結果としてメディアは、非道な岩盤規制側に加担している)。

 
 先日もテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」を見たが、安倍首相と加計理事長がくつろいでいる写真を使い上手に印象操作し、いつもの通りコメンテーターの玉川徹が偏見を繰り広げていた。「報道ステーション」もひどく偏っている。TBSもひどい。

 朝日新聞も印象操作がうまい。上手な見出しに驚いて中身を読んだら、なぁーだということが多い。印象操作に騙されないことである。朝日の記者はよく「角度をつける」という。自らの主張に沿ったものしか報道しない自らの主張に沿わないものは「報道しない自由」を行使する。非常に危険である。

 日本では、ハャメチャな国際情勢をよそに、下らないことばかりに大事なエネルギーを費やしている。馬鹿げているとしか言いようがない。


 長谷川煕さんは朝日に53年在籍した。裏も表も知り尽くしている。ぜひ『偽りの報道』をお読みください。


以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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