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人類はがんを克服するか?

人類はがんを克服するか?
 週刊新潮18年6月21日号
 かつて日本に絶望した男がこの夏、再び戻ってきた。中村祐輔(ゆうすけ)(65)博士である。
 彼がシカゴ大学教授という恵まれた立場を捨て、日本に舞い戻り目指すのは、「リキッドバイオプシー」「ネオアンチゲン」というがん医療の普及である。

人類はがんを克服するか?
 FRYDAY18年8月10日号
人類はがんを克服するか?
 同上
 賦活化されたリンパ球が、がん細胞を「敵」と見なして一斉に包囲、フル攻撃を仕掛け(上)、あっという間にがん細胞が消えた(下)。
人類はがんを克服するか?
 FRYDAY18年8月17・24日号
人類はがんを克服するか?
 1カ月ちょっと前に、ある企業が、高松市内40カ所に100台のシェア自転車を置いた。私はここ(単身赴任者用マンション前)を定点観測している。半月ほどしてから1~2台/日借り出され、昨日はついに5台全部借り出されていた。

人類はがんを克服するか?
 殺人的猛暑のなか、近くの神社で子猫がぐったりとしていた。いつもだとこのくらいの距離でミャアミャア鳴きながら寄ってくるのだが…。
人類はがんを克服するか?
 ここでも。
 私も、皮膚がジリジリ焼けるのはつらく、この夏初めて日傘を使用している(雨傘の転用)。





 人類はがんを克服するか?


 私は医学に詳しくない。ただ、15・6年前に専門学校で、がん細胞は健康な人でも1日6000個くらいは発生していると習った。がん細胞ができると、そのつど免疫細胞(リンパ球)が退治している。カラダの中で毎日「6000勝0敗」の闘いが繰り広げられている。

 がんは老化の一種で、長生きすると免疫細胞の働きは衰え、ミスが起こりがちになり、1個残ったがん細胞が倍々ゲームで増えて、10年から20年かけて大きくなる、と習った(だから、早期発見が重要とも)。


 そこで不思議だったのが、日本のがん治療では外科手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤治療)という3つが「標準治療」とされ、それ以外の治療は「邪道」扱いされることである。

 免疫細胞(リンパ球)が日々「6000勝0敗」に近い健闘をしているのであれば、なぜ何らかの方法で免疫細胞を賦活する方法を考えないのか、ということである。切除したり、放射線を当てたり、副作用の強い化学薬品を用いたりするよりも、むしろこちらの方が王道ではないかと思える。

 恐らく、それを考えたのが中村祐輔(65)博士である。6年前、彼が怒ってアメリカに渡ったのにはわけがある。


 週刊新潮6月21日号によると、2011年1月、民主党政権が、中村博士を「医療イノベーション推進室」室長と内閣官房参与に任命した。しかし、中村は9カ月後に辞表を提出

 「中村氏の起用は、自民党政権時と異なる改革路線をアピールしたかった仙谷由人官房長官(当時)の仕掛け。他の民主党の政策と同じく、聞こえのいいスローガンのみで霞が関や業界への根回しなど一切やっていなかった。そこで、後ろ盾の仙谷氏が官房長官を辞めると、推進室の会議を各省庁の幹部がこぞってボイコットするなど露骨な〝中村おろし〟が始まった」(全国紙記者)


 もう一つは、朝日新聞による根拠のない誹謗中傷である。朝日新聞はこのようなことをよくやる。例えば、慰安婦問題でも30数年間、何度も誤りを指摘されても認めず、済州島に記者を派遣して吉田清治の言うようなことがなかったことは分かっていても頬かむりを続けて、何度も誤報を垂れ流してきた。「大義がすべて、事実はどうでもいい」。故渡部昇一教授によると、朝日の攻撃で自殺した学者もいたそうである。


 週刊現代2010年11月2日号の記事を転載します。


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東大医科研教授が朝日新聞トップ記事に激怒した「理由」
週刊現代(講談社)2010.11、02



 朝日新聞が1面トップで報じたニュースに、医療界から大きな怒りの声が上がっている。問題になったのは、(2010年)10月15日付同紙の「臨床試験中のがん治療ワクチン 『患者が出血』伝えず 東大医科研、提供先に」という見出しの記事。出河雅彦編集委員野呂雅之論説委員の署名がある。

 この記事によると、2008年、東大医科学研究所(医科研)付属病院でがんペプチドワクチンの臨床試験を受けたすい臓がん患者が、消化管から出血した。この件は「重篤な有害事象」だと院内で報告されたが、ワクチンを開発した医科研は他の病院に伝えなかった―という。普通に読めば、このワクチンは患者に出血を生じさせるほどの副作用があり、それを医科研が隠蔽しようとしたかのような印象を受ける。

 ところが、この記事にはかなり読者をミスリードする部分があるようだ。医科研の上昌広特任教授は言う。

「問題とされている出血は、原疾患(もともとのすい臓がん)によって自然に起こりうるものです。医科研はその点を朝日の記者に何度も説明したのですが、記事には書かれていませんでした。そのため、あたかも出血がワクチン投与による副作用であるかのような印象を与えています。

 また、『重篤な有害事象』という用語も、本来は『医薬品を投与された人に生じた、好ましくないすべての医療上の出来事のうち、入院や死に至るもの』といった意味で、医薬品との因果関係は問われません。記事ではそれも説明されず、やはり出血がワクチン投与で生じた深刻な事態のように読者に思わせています」

 また朝日記事は、がんワクチンの研究者として世界的に有名な中村祐輔教授(医科研ヒトゲノム解析センター長)について、「ペプチドを開発し、臨床試験は'08年4月に医科研病院の治験審査委員会の承認を受け始まった」と記している。中村教授は言う。

以前の取材の過程から、朝日の記者は私に悪意を持っているとしか思えませんでした。出血したすい臓がんの患者さんは回復して、予後の状態は平均よりも良いくらい。それなのに『重篤な有害事象』などにつき、事実誤認に基づいた取材を要求し続けるなど、まるでストーカーのようでした。取材依頼の文書にも、脅迫めいた箇所がありました」。

 朝日は、問題のがんペプチドワクチンを私が開発したと書いていますが、開発したのは私ではありません。前提がおかしい。臨床試験も行っていません」

 記事はさらに、中村教授が、がんワクチンの研究成果の事業化のため設立された東大発のベンチャー企業「オンコセラピー・サイエンス」社の社外取締役だったことや、今も同社の筆頭株主であることにも触れ、「同社は治験前の臨床試験にも深く関与している」と結んでいる。

「朝日の記者は、私が株を売買して儲けたかのような印象を与える書き方をしている。とんでもない。上場後7年間、私が株を売買していないのは、調べればすぐにわかることです。

 株式公開したときだけ、市場に株を出す必要があったので売りましたが、そのときは2億円をあしなが育英会に寄付し、その後は他の方と寄付し合って、オンコセラピー奨学基金というものを作りました。病気で親を失った若者が医学系の学問を学ぶのを支援してきたんです。それがなぜ誹謗中傷されなければいけないのか」(中村教授)

 と、一向に怒りが収まる様子はない。井上清成弁護士は説明する。

「医療事件の報道なら、どんな診療行為があり、どんな因果関係で、どんな結果が出たのかを報じなければなりません。しかし朝日の記事は、行為だけを取り上げ、因果関係と結果を書いていない。患者さんのことに触れていない。報道機関としての倫理上、問題となる可能性があります。また、朝日側に医科研の説明を覆す取材根拠がなければ、名誉毀損が成立する可能性があります」

 朝日新聞社広報部は本誌の取材に対し「当該記事は、確かな取材に基づくものです」と回答した。

 この騒動でがんワクチンの開発に支障が生じ、患者が迷惑を被る事態だけは避けてほしいものだ。


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 この件に関しては、日本医学会も会長 高久史麿名で、2010年10月29日、日本癌学会ならびに日本がん免疫学会抗議声明を支持する旨の下記標題文書を発信している(全文を承知しているが煩雑になるため省略する。興味のある方はネット検索して下さい)。

 「事実を歪曲した朝日新聞がんペプチドワクチン療法報道」



以上


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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