FC2ブログ

少子化、今こそ行動の時

少子化、今こそ行動の時
 讀賣新聞18年9月21日
 3選を果たした安倍首相は、9月20日の記者会見で、「国難とも言うべき少子高齢化、激動する国際社会の荒波に立ち向かう」と語った。

少子化、今こそ行動の時
 日本の人口推移
 合計特殊出生率が現状の約1.45人のままなら、
 30年後の2050年ごろには、概算ではあるが12700万人×0.72≒9140万人と1億人を割る。さらに30年後の2080年には9140万人×0.72≒6580万人と現在の約半数になる。

少子化、今こそ行動の時
 朝日新聞18年7月18日
少子化、今こそ行動の時
 (小学館) 680円。 ビッグコミック・オリジナル連載中。
 第二次世界大戦後の1948年ごろから1950年代前半にかけてアメリカを中心に西側諸国で吹き荒れた共産主義者(赤)追放の動きを描いたもの。
少子化、今こそ行動の時
 現在では、「赤狩り」は追及がリベラリストにまで及んだなど行き過ぎはあったが、1995年のヴェノナ文書の公開などにより、アメリカ政府の中に数百人のソ連(コミンテルン)のスパイがいて、ソ連のためさまざまに暗躍していたことが分かってきている。





 少子化、今こそ行動の時


 日本では少子高齢化が急速に進んでいる。相当前から分かっていたのにその対策は遅々として進んでいない。最優先事項に位置付けて思い切って巨額の予算を投じるべきである。

 朝日新聞18年7月18日にフランスの人類学者・歴史学者のエマニュエル・トッドさんの記事が載っていた。抜粋してご紹介します。


.......... ..........


 行動せずに議論 移民は流入


 1990年代に初めて訪日したとき、将来の少子化など人口動態の問題を語る人は多かった。欧州より意識が高いと思いました。今はこう考えています。人口動態危機について、日本人には何もしないまま議論し続ける能力があると……。

 国力を増したければ人口動態危機に取り組むはず。

 日本の問題は、女性が働くと子どもをつくれなくなるというところにあります

 家族人類学の視点から見ると、日本は長男が家を継ぐ直系家族の国です。往々にして、男の方に特権がある。

 現代日本で、男尊女卑が激しいわけではない。女性は高等教育を受けられるし、職業上のキャリアを積み上げることもできる。けれどキャリアを積もうとすると子どもをつくりにくい。「あれか、これか」の二者択一を迫られる。

 日本の場合、直系家族というシステムが頂点に達したのは明治期で、近代化のスタートと重なりました。テクノロジーを次世代に伝えながら完成するには効果的でした。競争にも強い。同じく直系家族のドイツは近代化へ離陸すると、わずかの期間で英国より強国になった。明治日本の離陸もおそるべきものでした。

 しかし、これまでのやり方を断絶し、システムを大きく転換するときに直系家族の価値観は困難に直面します。方向を変えられないのです。

 日本は移民政策に消極的です。ドイツは今、移民を最も受け入れている国の一つですが、直系家族が移民導入の足かせにはなっていません。

 日本文化には、極端な礼節へのこだわりがあります。他人に決して迷惑をかけない。それは一つの価値ですが、移民問題に当てはめてみるとどうなるか。礼節という文化が脅かされることになる。フランスなら話は簡単だ。もともとお互いに不作法だから失うものなどありません。

 現実問題として、日本が移民を拒むのは不可能です。人口減少社会の日本では、労働力不足が深刻化し、技能実習生という名の「移民」がすでに始まっています。

 人口動態危機の解決策として優先すべきは、まず女性が快適に働き、子どもを産むことができる政策です。未来に向けて豊かになるために、政府は保育園整備や児童手当に巨額の予算を投じるべきです。今すぐ豊かになることしか視野にない政策は、将来、国を貧しくします。  (聞き手・大野博人さん)


以上


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

最新記事
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カウンター