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高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②

高松市丸亀町商店街
 日経新聞2018年7月2日「やさしい経済学」

 土地利用権を集約し有効活用

高松市丸亀町商店街
 日経新聞2018年5月19日

 商店街 老後の楽園に


高松市丸亀町商店街
 週刊東洋経済2018年11月3日 丸亀町(香川県高松市)

 生活者視点で復活した商店街
 所有と利用を分離して地権者らの反発を防止

高松市丸亀町商店街
 讀賣新聞2019年4月13日

 住みたい街づくり
 再生の主役は地域住民
 生活取り戻し再生

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高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②
高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②
高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②
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高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②
高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②
高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②
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 高松市丸亀町(まるがめまち)商店街②


 昨日に続いて、日経新聞2018年5月18日の記事を抜粋してご紹介します。高松丸亀町商店街振興組合・古川康造(こうぞう)理事長の話です。


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 商店街 老後の楽園に
 ■再開発成功 プランは自分たちで
 ■「医食住」一体の街で生活担保


 大がかりな再開発で全国的に注目された高松市の丸亀町商店街。2006年の第1期施設の竣工から10年余りがたつが、今なおその取り組みは光を放つ。

 「目指すのは商店街の再生ではなく、僕たちが老後を暮らすための街の再生」。商店街のリーダー、古川康造の言葉に持続するまちづくりの秘訣は集約されている。

 中心街の活気を取り戻した丸亀町には各地からの視察が続く。


 全国でも希少な再生の成功例となったのはなぜか。古川が強調するのは「これは街の再生計画」という点だ。

 420年の歴史を持つ丸亀町商店街。歴史観からか商業で街を活性化しようと思うのが間違いと言い切る。「商業地に人が張り付いたのではなく、人が暮らしている所に商業が自然発生的に集積したのが商店街」。

 かつて丸亀町周辺にはすべての診療科の病院があったという。辻々には八百屋や魚屋があり、歩いて何不自由なく生活できた。それがバブルによる地価高騰で暮らしにくくなり、人も医食機能も郊外に散った。

 町が今また整備するのも「医食住」だ。高度医療への窓口機能を備えた医療モールを整え、安心して食べられる食材を扱う市場を開設し、安価な住宅を提供する。「「ここで生活したいと言われるような、特に高齢者にとってのパラダイスをどう作り上げるか」という取り組みなのだ。

 再開発を実効性あるものにしている理由としてこれは僕らの老後の生活の担保」という考え方も見逃せない。

 プランはあくまで自分たちで練る。「僕たちがハッピーな老後を暮らすために、この街はどうすればいいのかという所にすべての答は用意されている」。しかしその答えは普遍性を持つ。

 高松もインバウンド(訪日外国人)が急増し地域をあげた受入れ熱が高まる。丸亀町も商業者の創意工夫を促す売り場作りなどを構想中だ。ただ古川は冷静だ。「流行には興味がない。インバウンドも一時のはやりかなと、少し心の中にある」。

 バブルや瀬戸大橋開通による大型店進出で「うちはドスンとだめになった」。

 丸亀町は土地の所有権と利用権を分離する定期借地権方式で再開発の機動性を確保し、注目されたそこまで踏み切れたのも「熱湯をかけられたから」。「ゆでガエルが一番怖い。気がつくともう手の打ちようがない」。
=敬称略 (高松支局長 深田武志さん)


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(感想・意見など)

 私は小学生になったころから高校卒業ごろまで丸亀町の近くの商店街で育った。商売人というのは売り場をできるだけ広くとりたい。また、在庫を豊富に置いていないと売り逃がす(機会ロス)ことがあるので、できるだけ近くに在庫を置いておきたい。必然的に居住部分は手狭になる。

  中・高校生ごろになると、それまで商店街に住んでいた人たちが郊外に家を買ったり借りたりして、郊外から店に通ってくる人たちが増え、商店街に居住する人たちがどんどん減っていった。居住者が減ると、毎日の生活に必要な店まで閉店し、悪循環が始まる。


 土地の所有権と利用権を分離する定期借地権方式は商店街再生のために有効だと思われる。ただし、商店街の半分もがシャッターが下りてしまってからでは手遅れ。その前に手を打つ必要がある。

 土地の利用権を所有権から分離して共同化し、所有者が共同出資するまちづくり会社に管理運営をゆだね、街全体を1つのショッピングモールのように運営する。One for all,All for oneの考え方が重要。

 商売が下手な人、業種・業態が現在の場所では適当でない人、リタイア間近で後継者のいない人などは、所有権はそのままに、商売の上手な人、業種・業態が現在の場所が適当な人、商売に意欲的な人などに利用権を付与すればいい。

 所有権は移らないので利用権は安くできる土地・建物の賃借料が安ければ商売は成功しやすい

 
 これは住居についても言える。便利な街中に住みたい人、商店街で育ち商店街で生活したい人などは、定期借地権マンション(例えば60年)なら購入するより安く住むことができる。さらに、商店街近くに住めばクルマがいらない。車に関する一切の費用、駐車料などもいらない。たいていの所は徒歩か自転車で行ける。

 居住者=消費者。街中の人口を増やす。古川理事長のいう「これは僕らの生活の担保」というのは、商売を続けたい人は近くの定借マンションに住みながら商売(職住近接)をし、リタイアする人は不動産賃貸収入(=配当)をもとにハッピーリタイアメントを楽しめばいい。そのために必要な「医食住」などはまちづくり会社が用意しますよ、ということである。

 多くの人が快適に住む場所は魅力がある。自然と人が集まり消費する。そのために丸亀町は着々と手を打っている。


つづく


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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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