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逃亡はゴーンにとって選択肢の1つ


 逃亡はゴーンにとって選択肢の1つ

逃亡はゴーンにとって選択肢の1つ
 
 ヤフーニュースに載っていたカルロス・ゴーンの父親ジョージ・ゴーンの履歴

・1960年、ダイヤ、金、外貨、麻薬の密輸業者ジョージ・ゴーン(37)は神父殺害で逮捕、刑務所に収監。

・刑務所で看守に賄賂を配り刑務所のドンとなる(自由に外出していたらしい)。

・地方検事、予審判事、裁判所長殺害計画で死刑判決。

・模範囚となり15年の禁固刑に減刑、1970年に出所。

・4か月後に偽札所持・販売で逮捕。15年の禁固刑。

・3年後、刑務所で自殺未遂。

・1975年レバノン内戦の混乱に乗じベイルートに脱出。

・ブラジルに逃亡しビジネスに成功。

・2006年死亡。

逃亡はゴーンにとって選択肢の1つ
 サンデー毎日2020年1月19日号(以下抜粋してご紹介します。強調は引用者)

 なぜ、カルロス・ゴーンは逃げたのか
 逃亡者たちは笑う


 世界を驚かせた日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)の逃亡劇、渡った先は父祖の地、レバノンだった。中東、そしてビジネス界を知り尽くした作家、黒木亮氏は「国際ビジネスマンとしてのしたたかさが原因」と見る。



 カルロス・ゴーン被告のレバノンへの逃亡のニュースに接したとき、「これはあり得る選択だな」と感じた。

 罪に問われた大物ビジネスマンの逃亡は、海外で時々見聞きする。有名なのは、世界一の商品取引会社グレンコアの創業者、故マーク・リッチだ(2013年スイスで死去)。ベルギー生まれのユダヤ人で、ナチスの迫害を逃れ、8歳のとき一家で渡米した。ユーヨーク大学を中退後、貴金属トレーダーとして頭角を現し、スイス北部の町ツークに商品取引会社マーク・リッチ(現グレンコア)を創業。ニューヨークに住みながら同社を経営し、25億ドル(約2700億円)の個人資産を築いた。

 しかし、1983年にイランとの石油取引、脱税、電信詐欺など65の容疑で米国で起訴され、(スイスの)ツークに逃亡したまま、翌年、有罪の判決を受けた。

 リッチはスイスでマーク・リッチを経営しながら暮らし、2001年1月、任期終了数時間前のクリントン大統領に恩赦を与えられた(恩赦に先立ち、リッチの元妻が民主党に100万ドル以上の献金をして、物議をかもした)。


 〝お尋ね者たち〟の優雅な暮らし

 リッチはツークの豪邸で、ピカソ、ミロ、ジャコメッテイなどの美術品に囲まれて暮らし、豪華なパーティーを開いてスイス社交界で有名になり、南スペインの海辺の町マルベーリャの別荘や、ヘリコプターでサンモリッツにスキーに出かけたりしていた。


 私はロジャー・タムラズというレバノン人実業家の逃亡者に会ったこともある。自身が会長を務めていたレバノンのアル・マシュレク銀行から多額の金を横領した嫌疑で国際指名手配されていた人物で、米国とフランスのパスポートを持ち、両国や諸外国を行き来しながら生活していた。シャンゼリゼ通りの近くにある彼のマンションに行ったこともあるが、堂々たる暮らしぶりだった。

 もちろん、リッチもタムラズも、逮捕されないよう、特に海外に渡航するときには細心の注意を払っていた。

 ゴーン被告も当然、こういう逃亡者たちの暮らしは知っていたはずで、日本で刑務所に入るくらいなら、逃げたぽうがいいと考えて不思議はない

逃亡はゴーンにとって選択肢の1つ
 四国新聞2010年1月14日

 ゴーンは逃亡についてこう語っている。
 「決定、計画、実行とも迅速に行った。なぜなら日本人は迅速ではないからだ」
 「日本人は顕密な準備と計画と理解がなければ、迅速に行動しない。逃亡を成功させるには、素早く出し抜く必要がある

 これは正しい。日本の電機メーカーが韓国や中国・台湾メーカーに出し抜かれたのと共通するものがある。

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逃亡はゴーンにとって選択肢の1つ
夜の直島パヴィリオン(四国新聞)


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 (感想・意見など)

 逃亡は、日本人にとっては寝耳に水だったが、大陸で育った人にとっては有力な選択肢のひとつ。

 ましてや、ゴーンの資産は、すぐに現金化できるものだけでも130億円とも216億円とも伝えられている。最高裁まで何年も争って、刑務所に何年間か収監されること(合わせて10年?)を考えると逃亡は合理的。手本は父親はじめ何人もいる。

 保釈金没収15億円、協力者謝礼金15億円と仮定、合計30億円としても、今後本を出したり、映画化によって相当額回収できるのではないか。

 私の知り合いの韓国人、中国人は、親戚の何人かがアメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、日本などに住んでいて、いつでも逃げられるようにしている(ちなみに、文在寅大統領の息子はアメリカに留学、娘は日本に留学経験があり、娘夫婦は現在タイに住んでいる)。中国人でそれなりの地位にある人は、海外に資産を持ち、有事に備えて航空券のオープンチケットを持っている。

 フリージャーナリストの安田純平さんは「レバノンは金があれば何でもできるような所だ」と言っている。レバノンでは政府と言っても名ばかりという話も聞いた。

 竹村健一さんは「日本の常識は世界の非常識」とよく言っていた。確かに、平和ボケしている。


以上


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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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