FC2ブログ

70年前の隣国

70年前の隣国
 朝鮮半島の西側は平野のため、北から攻め込まれるとあっと言う間に釜山(プサン)まで追いつめられる。事実、朝鮮戦争ではそうなった(アメリカ軍を主力とする国連軍がソウル西の仁川(インチョン)に上陸し押し戻したが…)。
 
 日本はロシアに朝鮮半島を押さえられることを恐れて、1904年日露戦争を戦った。

70年前の隣国
 朝日新聞2019年7月25日 詩人の金 時鐘(キム・シジョン)さん。

70年前の隣国
 朝日新聞2019年7月26日

70年前の隣国
 韓国最大のタブーになっている補導連盟事件

...............................................................................


70年前の隣国
久しぶりに県立図書館に行ったら、アキニレはすっかり裸になっていて、鳥の巣が見えた。





  70年前の隣国


 朝鮮戦争は、1950年6月、北朝鮮が38度線を越えて韓国に侵略したことで始まった。3年間に及ぶ戦争で半島全土が戦場と化した。1953年7月に休戦した(現在も休戦中)が、韓国側約150万人、北朝鮮側約250万人、計400万人が死亡したと言われている。

 また、朝鮮戦争の最中に李承晩大統領は補導連盟員や南朝鮮労働党関係者を処刑するよう命令、韓国各地で虐殺が起き、その数100万人前後と言われている(「補導連盟事件」)。

 その少し前に済州島で起きた事件が「済州島四・三事件」。軍・警察によって島民の5人に1人が虐殺され、村々の7割が焼かれ、日本に何千人かが密入国した。


 朝日新聞2019年7月25・26日 詩人・金 時鐘(キム・シジョン)さんの記事を抜粋してご紹介します。
 (聞き手 論説委員・中野晃さん)

.......... .......... ..........


  両親おいて脱出 今生の別れに


 済州島(チェジュド)の沖合の孤島を深夜離れて、夜が白み始めたころ五島列島(長崎県)の明かりが見えました。日本の領海に入って安堵したのもつかの間、闇船のエンジンが止まりました。豪雨で機関室まで水につかったのです。

 幸い船は日本の領海を漂流し、天運のように船のエンジンも動きだしました。もし韓国側に流されていたら、私が「在日」を生きることもなかったでしょう。

 《南朝鮮の単独選挙に反対する1948年の武装蜂起「済州島4・3事件」に参加。官憲の虐殺を逃れ、49年初夏に島を脱出する》

 親や親類、友人や知人の助けをかりながら身を潜めていましたが、明日をも知れない自分の命におびえ通しの私でした。

 父はあらんかぎりの手を尽くして済州島から私を逃がすことに懸命でした。サーチライトが交錯する中、私は、調達された小さな漁船で済州島を離れ、日本に向かう闇船が来るという沖合の小さな岩礁の無人の島を目指しました。

 夜闇にまぎれて小船に乗り込むとき、「たとえ死んでも、わしの目の届くところでだけは死んでくれるな。お母さんも同じ思いだ」と言って父は顔をそむけました。それが今生の別れでした。


 李承晩の反共独裁政権が続いた韓国で「赤色逃亡者」を息子にもった両親の暮らしが、いかほど過酷なものであったかは想像するに余りあります。再会を果たせぬまま、父は57年、母はその3年後に亡くなりました。年老いた父母をすて、「4・3」から逃げを打った私は日本で生きながらえているのです。私の「在日」は罪深い日々の重なりでもあります。


 《二十歳のとき、虐殺が続く韓国の済州島から海を渡り、大阪の「猪飼野(いかいの)」で暮らし始める》

 猪飼野(大阪市生野区、東成区)は、本国でさえ廃れてしまった生活習慣が民族遺産のように受け継がれていました。在日同胞の集落地であり、その源流のようなところです。

 1949年6月、猪飼野にたどり着いた私は、ろうそくを作る小さな工場の住み込み工員になりました。間もなく工場の廃業で引っ越し「鶏舎長屋(タクトナリ)」と呼ばれる、共同便所近くの板間ひと間の家の同居人になったりもしました。

 生活は困窮を極めましたが、済州島のように生命の危機に追われることがないのは幸いでした。

 ただ、両親をおいて逃げを打ったという後ろめたさが日増しに募り、民族団体の活動家になり、閉鎖されていた朝鮮小学校の再建にも打ち込みました。

 猪飼野かいわいで10年余り暮らしましたが、済州島と縁のある人が多く暮らしていることもあって、故郷で見かけた人ともよく出会ったものです。


....................................................................................................


(感想・意見など)

 70年前の出来事ではあるが、日本以外の東アジアのどの国・地域(中国、香港、台湾、北朝鮮、韓国)で明日起こるやもしれないことである。現に今現在、中東、ユーラシア各地、アフリカ、中南米など世界各地で起こっていることである。


以上


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

最新記事
カレンダー
01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カウンター