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爆弾低気圧

爆弾低気圧
爆弾低気圧

 毎日新聞12年4月5日、3日の暴風被害の記事が載っている。ご紹介します。


(タイトル)
「考えられぬ風続いた」 JR四国
瀬戸大橋線立ち往生で陳謝


(本文抜粋)

 JR瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」(乗客175人)が橋上で約7時間にわたり立ち往生したトラブルから一夜明けた4日、JR四国が高松市内の本社で記者会見を開いた。

 鉄道事業本部長らは、「今までの経験則上考えられない突風が吹き続けた。つらい思いをさせ、申し訳なく思う」と乗客らに陳謝した。

 本部長らによると、3日は愛媛県西部でみられる強風「やまじ風」を午後0時ごろまで観測。やまじ風がやむと、約2時間後に瀬戸大橋上で強風が観測されることが多いという。

 しかし3日は、それまで風速約10㍍程度だった風が、午後0時5分から3分間で急速に強くなり、規制値である風速25㍍を超えた。その後も橋上の風速計6基でいずれも規制値を超えるなど、断続的に強風が続いた。同3時20分ごろに最大瞬間風速41㍍を観測したという。

 JRは今後の対策として、社内風速計の空白地帯となっている伊予寒川(愛媛県四国中央市)―宇多津(香川県)間(約56㌔)の風速計新設や、気象庁からの情報入手などを検討し、迅速に対処できるようにする。

(広沢まゆみさん)

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(感想・意見など)

 私はこの時、前日からの天気予報に基づき自宅待機していた。予報では午前中にでも強風が吹き荒れるはずであった。朝から普通に風が吹いたり雨が降ったり、時折晴れ間が見えたりしていた。

 昔は、フグを食べる時「キショウチョー、キショウチョー、キショウチョー」と3度唱えると、フグにあたらないといわれたものである。しかし現在は、観測地点も充実しているし、気象衛星もあるし、スーパーコンピューターで解析したりして、少なくとも短期予報についてはよく中る。

 上記記事にあるように、正午まではなんともなかった。低気圧がそれたのかな、出掛けようかなと思いつつも待機していた。正午を少し過ぎたあたりから一瞬にして空が暗くなり、強風が吹つけ、雨も激しく降り出した。稲妻が走り、カミナリが激しく鳴りだした。

 こんな激変は、剣山(つるぎさん:徳島県:1900㍍余)、大山(だいせん:鳥取県:1700㍍余)など標高の高い山で経験したことはあるが、平地では初めての経験であった。

 JR瀬戸大橋線ができて20数年になるが、JRの言う「今までの経験則上考えられない突風が吹き続けた」は本当だろうと思う。乗り合わせた乗客には気の毒に思うが、この度の経験を生かして、対策を実行してほしい。


以上

 

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teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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